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ギターのチューニング方法

レギュラーチューニングと各弦の正確な音の高さ、そして確実に合わせる2つの方法を紹介します。チューナーを使えば1分、チューナーがなくても耳で合わせられます。

TuneKite 編集部8分で読めます

要点まとめ

  • レギュラーチューニングは、太い弦から順に E A D G B E(E2 A2 D3 G3 B3 E4)です。
  • 弦を1本弾き、チューナーを見ながら針が真ん中に来るまでペグを回します。最後は必ず低い側から上げて合わせましょう。
  • チューナーがなければ、6弦のEを何かの基準音に合わせ、あとは1本上の弦の5フレット(B弦だけは4フレット)に次の弦を合わせます。
このページの内容
  1. レギュラーチューニング:6本の弦の音
  2. オンライン チューナーで合わせる
  3. 耳でチューニング:5フレット法
  4. ギターのチューニングが狂う原因
  5. ほかによく使われるチューニング
  6. よくある質問

レギュラーチューニング:6本の弦の音

コード表も教本もソングブックも、ほとんどがレギュラーチューニングを前提にしています。弦の番号は細い弦が1弦、太い弦が6弦ですが、音名はふつう太い弦から呼びます。構えたときに顔にいちばん近い弦から順に E、A、D、G、B、E です。2本のE弦は2オクターブ離れています。

ギターのレギュラーチューニング(A4 = 440 Hz)
弦音名音の高さ周波数
6EE282.41 Hz
5AA2110.00 Hz
4DD3146.83 Hz
3GG3196.00 Hz
2BB3246.94 Hz
1EE4329.63 Hz

アルファベットの後ろの数字はオクターブを表し、E2が低いE、E4が高いEです。周波数は標準ピッチ A4 = 440 Hz を前提にしています。設定を変えない限り、どのチューナーもこの基準です。クラシックギター、アコースティックギター(スチール弦)、エレキギターはどれも同じ音に合わせ、違うのは弦の張力だけです。

オンライン チューナーで合わせる

クロマチック チューナーはマイクで音を拾い、弾いた音の高さを判定して、いちばん近い音からどれだけずれているかを表示します。当サイトの無料オンライン チューナーはスマホでもパソコンでもブラウザだけで動きます。音は端末の中で解析され、どこにもアップロードされません。

  1. チューナーを開いてスタートをタップし、マイクを許可します。周りがうるさいときは、スマホをサウンドホールやアンプに近づけましょう。
  2. 6弦(低いE)を1回、しっかり弾いて鳴らしたままにします。ほかの弦には触れないでください。余計な音が混ざると表示が乱れます。
  3. まず音名を確認します。E以外(たとえばD♯やF)と出たら半音以上ずれています。Eが表示されるまで、ペグをゆっくり回しましょう。
  4. 次に針を見ます。中央より左ならフラット(低すぎ)なので弦を締め、右ならシャープ(高すぎ)なので弦をゆるめます。
  5. 針が中央で止まり、表示が緑になったらOKです。もう一度弾いて確かめます。
  6. A、D、G、B、高いEも同じように合わせ、最後に6本すべてをもう一度チェックします。1本締めるとネックがわずかに引っ張られ、ほかの弦がずれることがあるためです。
ギター チューナーを開く針とセント表示、基準音つきのマイク式チューナー。一度読み込めばオフラインでも使えます。

針の読み方:フラット・シャープ・セント

チューナーはずれをセントで表します。半音は100セントです。±5セント以内ならほとんどの人の耳には合って聞こえ、±2セント以内は演奏中にギターが保てる限界の精度です。最後の1セントまで追いかける必要はありません。弦をフレットに押さえるだけで、どのみち数セント高くなるからです。

針があちこち動くのは、チューナーが複数の音を同時に拾っているからです。ピックではなく親指の腹で弾き、押さえる側の手でほかの弦をミュートし、弾いた直後ではなく音が落ち着いた1秒後に表示を読みましょう。

チューニングは必ず「下から上げて」合わせる

弦がシャープしているときは、いったんはっきり低くなるまでゆるめてから、下から上げて合わせます。上から下げて合わせると、ギアやポストの周りにわずかなたるみが残り、弾いているうちに少しずつ音が下がってしまいます。下から上げれば弦がギアに張力をかけた状態で止まるので、狂いにくくなります。

耳でチューニング:5フレット法

チューナーがなくても、ギター内部の音どうしを合わせることはできます。これを相対チューニングといいます。最初の弦が合っていないとピアノやバンド仲間とは合わないので、できれば先に6弦のEを基準音に合わせましょう。ピアノの鍵盤、別のギター、当サイトのチューナーの基準音などが使えます。

  1. 6弦の5フレットを押さえます。この音はAです。5弦の開放と一緒に鳴らし、2つが同じ音に聞こえるまで5弦を調整します。
  2. 5弦の5フレット(D)を押さえ、4弦の開放をそれに合わせます。
  3. 4弦の5フレット(G)を押さえ、3弦の開放をそれに合わせます。
  4. ここだけ例外です。3弦の4フレット(B)を押さえ、2弦の開放をそれに合わせます。GからBは長3度で、ほかの組より1フレット短いのです。
  5. また5フレットに戻ります。2弦の5フレット(E)を押さえ、1弦の開放をそれに合わせます。

2つの音が近いけれど一致していないとき、「ウォンウォン」というゆっくりした揺れが聞こえます。これをうなりといいます。音が近づくほど揺れは遅くなり、ぴったり合うと消えます。高い・低いを判断しようとするより、うなりを聞くほうがずっと簡単です。

ハーモニクスで微調整する

ハーモニクスを使うと、うなりがさらに聞き取りやすくなります。6弦の5フレットのフレット真上に指を軽く触れて(押さえずに)弾くと、鐘のような音が出ます。5弦は7フレットの真上で同じように鳴らします。この2つのハーモニクスが同じ高さになればOKです。5弦と4弦、4弦と3弦も同じ組み合わせで合わせられます。2弦は、6弦7フレットのハーモニクスと2弦の開放を比べます。

ギターのチューニングが狂う原因

弾くたびに少し直す必要があるのは普通のことです。ところが数分で狂ってしまう場合は、たいてい次のどれかが原因です。

  • 新しい弦。 張って数日は弦が伸びます。チューニングしたら、弦を1本ずつ指板から軽く引っ張るようにして全体を伸ばし、再びチューニング。これを2〜3回繰り返します。
  • 温度と湿度。 寒い車内から暖かい部屋に移ると、弦も木のネックも変化します。数分置いてなじませてからチューニングしましょう。
  • ポストへの巻き数が少ない。 ペグのポストには2〜3周巻くとしっかり止まります。1周では滑り、10周も巻くと伸び続けます。
  • 押さえる力が強すぎる。 弦を強く握ると音が上ずるため、開放弦では完璧でもコードを弾くと音痴に聞こえることがあります。フレットのすぐ手前を、きれいに鳴る最小限の力で押さえましょう。
  • トレモロ付きのブリッジ。 フローティング・トレモロでは、1本合わせるとほかの弦が動きます。6本を2〜3周続けて合わせましょう。

ほかによく使われるチューニング

ジャンルによっては1本以上の弦の音を変えます。下のチューニングはどれも、レギュラーからペグを回すだけで作れます。各弦の目標の音はチューナーが表示してくれます。

チューニング6弦 → 1弦使われる理由
レギュラーE A D G B Eほぼすべての曲。コード表の標準です。
ドロップDD A D G B E6弦をDまで下げる。指1本で重いパワーコードが弾け、フォークやロックで定番。
半音下げE♭ A♭ D♭ G♭ B♭ E♭全弦を半音下げる。チョーキングが楽になり、音色も太く暗めに。
オープンGD G D G B D開放弦を鳴らすだけでGコードに。スライドギターやブルースで使われます。
DADGADD A D G A D開放的で持続音の響き。ケルト音楽やフィンガースタイルで人気です。

レギュラー前提のコード表の押さえ方(当サイトのギター コード一覧も含む)は、レギュラーチューニングでしか正しく鳴りません(半音下げなら、すべてが半音低く鳴るだけです)。チューニングを変えずに高いキーで弾きたいときはカポを使いましょう。詳しくはカポの使い方をご覧ください。

よくある質問

ギターのレギュラーチューニングの音は?

太い弦から細い弦へ、E2、A2、D3、G3、B3、E4 です。周波数は A4 = 440 Hz のとき、82.41、110.00、146.83、196.00、246.94、329.63 Hz です。

弦を締めるには、ペグをどちらに回せばいいですか?

ギターによって違います。ヘッドの左右でペグの向きが逆になっているためです。弦を鳴らしたままペグを4分の1回転させてチューナーを見てください。音が上がれば、そのペグではその向きが締める方向です。

スマホでギターのチューニングはできますか?

できます。スマホのマイクはクロマチック チューナーに十分な精度があります。ブラウザで当サイトのオンライン チューナーを開き、マイクを許可して1本ずつ弾くだけ。アプリのインストールは不要です。

チューニングしたのに音が合っていないように聞こえるのはなぜ?

よくある原因は、伸びきっていない新しい弦、押さえる力の強すぎ、カポで弦が引っ張られて音が上ずることです。開放弦は合っているのにハイポジションのコードだけずれる場合は、オクターブ調整(サドルの位置)が必要なので、リペアショップに相談しましょう。

ベースのチューニングはギターと同じですか?

4弦ベースはギターの低いほうの4本と同じ E A D G ですが、1オクターブ低い E1、A1、D2、G2 に合わせます。