ガイド
ギター コードを早く覚える方法
コードの押さえ方を覚えるのは1日でできます。でも、リズムに遅れずに持ち替えるには、それに合った練習が必要です。覚える順番と、1日15分で効果が出る練習プランを紹介します。
要点まとめ
- まずは Em、Am、C、G、D、E から。ポピュラー音楽のかなりの部分をカバーできます。Fは4週目に回しましょう。
- 形ではなくコードチェンジを練習します。2つのコードを1分間で何回きれいに持ち替えられたか数えましょう。
- 日曜に2時間より、毎日15分。指先の皮が硬くなるまで2〜4週間ほどかかります。
最初に覚えるギター コード
オープンコードは開放弦を使い、ネックの端(ローポジション)で押さえるので、いちばん力がいりません。覚える順番は、まず指2〜3本で済むEmとAm、次にネックの幅いっぱいに指を広げるCとG、最後にDとEで6つそろいます。この6つでGキー、Cキー、Dキーの曲が弾け、初心者向けの教材の多くはこの範囲に収まります。
どのコードにもギター コード一覧に専用ページがあり、別の押さえ方や音も確認できます。EmのページやGのページでコードをタップすれば、目指す音が聞けます。コード表を見るのが初めてなら、先にコード表の見方を読んでおきましょう。
最初に一度、手の形を正しく作る
- 指を立てて指先で。 関節を曲げ、指のいちばん先で押さえれば、隣の弦に触れません。押さえる手の爪は短く切るのが必須です。
- フレットのすぐ近くを。 フレットとフレットの真ん中ではなく、フレットのすぐ手前を押さえます。ずっと少ない力で済み、音もビビりにくくなります。
- 親指はネックの裏に。 オープンコードでは、親指をだいたい中指の裏あたりに置き、手のひらがネックに触れない程度に低めにします。
- 力を抜く。 きれいに鳴る分だけ押さえ、そこから少しゆるめるくらいがちょうどいいです。力みはコードチェンジを遅くします。
速さは形ではなくコードチェンジで決まる
初心者でも、Gを押さえるだけなら数日でできるようになります。難しいのは、CからGへ途切れずに持ち替えること。だからコードを2つ1組にして持ち替えの動きそのものを練習し、上達をはっきり数字で測りましょう。
1分間コードチェンジ・ドリル
- コードを2つ選びます。たとえば C と G。
- タイマーを60秒にセットし、2つのコードをできるだけ何度も持ち替えます。持ち替えるたびに1回ストロークし、きれいに鳴った回数を数えます。
- 回数を書き留めます。多くの人は10〜15回から始まり、2週間ほどで30回に届きます。
- 1日に2〜3組、必ずいちばん苦手な組を入れて練習します。
数字があると練習が「勝てるゲーム」になり、上達を感じられない日でも進歩が目に見えます。指は1本ずつ置くのではなく、形ごとまとめて動かしましょう。最初は遅く感じても、1週間後にはずっと速くなります。
ガイドフィンガーを使う
2つのコードの間で、動かさずに済む指や、同じ弦の上を滑らせられる指を探しましょう。その指を弦から離さずにおけば手の目印になり、持ち替えの手間が半分になります。
| チェンジ | 残す指 |
|---|---|
| C ↔ Am | 人差し指(2弦1フレット)と中指(4弦2フレット)はそのまま。動くのは薬指だけで、5弦から3弦へ移ります。 |
| G ↔ Em | Gは人差し指で5弦2フレットを押さえます。その指はEmでもそのまま残し、中指だけ4弦へ移します。 |
| D ↔ A | Aを人差し指・中指・薬指で、4弦・3弦・2弦の2フレットを押さえます。すると薬指は2弦の上を、3フレット(D)と2フレット(A)の間で滑らせるだけです。 |
| E ↔ Am | 形は同じです。3本の指をそのまま1弦ずつ床側(細い弦の側)へずらします。 |
次にビートに合わせる
1組がスムーズになったら、メトロノームを60 BPMに設定し、1つのコードで4拍ストロークして1拍目で持ち替えます。慣れたら2拍ごと、さらに1拍ごとに持ち替えます。テンポを5 BPM上げるのは、3分間きれいに続けられてから。持ち替えながらリズムをキープすることで、コードが「形の連続」ではなく音楽に聞こえるようになります。まずは60 BPMや80 BPMのプリセットから始めるのがおすすめです。
メトロノームでコードチェンジを練習1拍目にアクセントつきの安定したクリック。タップテンポ、細分化、スウィングにも対応。1日15分・4週間の練習プラン
毎回の内容は、覚えたコードの復習2分、1分間ドリル6分、メトロノームでのコードチェンジ5分、コード進行に合わせた自由なストローク2分です。指の記憶は練習と練習の間の休みに定着するので、週1回の長い練習より毎日の短い練習のほうが効果的です。
| 週 | 新しいコード | その週の目標 |
|---|---|---|
| 1 | Em, Am, C | 全部の弦がきれいに鳴る。Em ↔ Am を1分間に20回。 |
| 2 | G, D, E | C ↔ G と G ↔ D を、60 BPM・1コード4拍で。 |
| 3 | A, Dm, G7 | 4コードの繰り返し G – D – Em – C を、1コード2拍で。 |
| 4 | F (mini), Cmaj7, Fmaj7 | 4本の弦で押さえる簡単なF。覚えたコードのどのチェンジも80 BPMで。 |
最初の1〜2週間は指先が痛みます。皮膚が硬くなってタコができる過程なので、いずれ治まります。長い練習より短くこまめな練習のほうが早く硬くなります。ただし、手首や親指の付け根に鋭い痛みがあるなら話は別です。いったんやめて握る力をゆるめ、弦高が高すぎるなら弦高を下げてもらいましょう。
よくある悩みとすぐできる対処法
- 弦がビビる: 指をフレットに近づけるか、指先で少しだけ強く押さえます。
- 弦が鳴らない(音が出ない): 隣の指が触れています。その指をもっと立て、手首を少しネックの下へ前に出しましょう。
- 鳴らしてはいけない弦が鳴る: Xの印を確認しましょう。Cは5弦から、Dは4弦からです。ストロークする弦を狙って弾きます。
- 持ち替えが遅れる: 指を高く上げすぎないこと。ネックから大きく離さず、弦の数ミリ上に浮かせておきます。
- 全体的に少しずれて聞こえる: 自分の手を疑う前にチューニングを確認しましょう。ギターのチューニング方法をご覧ください。
次に覚えること
オープンコードの次は、フルセーハのFとBmに挑戦しましょう。セーハのガイドで無理のない進め方を紹介しています。オープンコードでは届かないキーで弾きたいなら、カポを使えば覚えた押さえ方のまま弾けます。カポの使い方をご覧ください。そして、なぜG・C・Dの組み合わせがきれいに響くのかは、五度圏を読むと、各キーにどのコードが属するかがわかります。
よくある質問
初心者が最初に覚えるべき簡単なギター コードは?
EmとAmは指2〜3本で押さえられ、指を広げる必要もありません。その次がC、G、D、Eです。この6つで、初心者がよく弾くキーをカバーできます。
ギター コードを覚えるのにどれくらいかかりますか?
1日15分練習すれば、多くの人は4〜6週間で6つのオープンコードを押さえ、ゆっくりのテンポならリズムに合わせて持ち替えられるようになります。速くスムーズに持ち替えられるまでには数か月かかります。
コードはいくつ覚えればいいですか?
オープンコード6〜8個とセーハの形2つで、ポピュラー音楽のかなり多くの曲の伴奏ができます。それ以外は、弾きたい曲に出てきたときに覚えれば十分です。
コードを弾くと指先が痛いのはなぜですか?
皮膚がまだ弦を押さえる圧力に慣れていないからです。毎日練習すれば、2〜4週間ほどで指先にタコができます。短い時間で練習し、ヒリヒリする程度ではなく鋭い痛みを感じたらやめましょう。
コードとスケール、どちらを先に覚えるべき?
コードです。最初の週から曲として弾けるので、練習が続きます。スケールはあとでメロディーやソロを弾くときに役立ちます。